最近、周りの同期から「新NISAってやったほうがいいのかな?」「おすすめはある?」という声をよく聞きます。でも話を聞いてみると、投資そのものをほとんど知らず、「名前だけ聞いたことがあるけど怖い」という人も多い印象です。
そこで、僕が学生時代に旧NISAを始め、今も新NISAで積立投資を続けている立場から、実際にやってみて感じたこと・メリット・デメリットをまとめてみます。
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https://momoimobiyori.com/shinsotsu-asset/
旧NISAから始めたきっかけ
僕が最初にNISAを始めたのは、3年前の学生時代、旧NISA最終年でした。「社会人になったらお金のことも考えなきゃ」と思ってはいたものの、当時は投資の知識もほぼゼロ。
ただ「少額でもいいから早く始めてみよう」という気持ちだけで口座を開設し、旧NISAで積立投資をスタートしました。
最初は証券会社の画面を開くだけでも緊張し、どの投資信託を選べばいいのか迷いましたが、ネットや本で調べながら自分なりに選択。わずか数千円からのスタートでしたが、投資の流れを体感しながら学べたことは今も大きな糧になっています。
今振り返ると、この “早く始めたこと” が何より大きな財産 になっています。
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実際に感じたメリット
1. 時間を味方につけられる
投資の基本は「長期・積立・分散」。
たとえば、関税ショックで株価が20%近く下がった時、新NISAの積立分は評価損になりました。しかし、3年前から積み立てている旧NISAの分は下落しつつも評価益を維持しました。
「早く始めて時間を味方につけることの強さ」を実感した出来事でした。
2. 自動積立だから楽に続く
クレジットカード払いで自動積立に設定しているため、放置していても自動買付が進み、
まさに「先取り貯金」ならぬ「先取り投資」。
無理なく続けられ、「やらなきゃ」と思わなくても積立されるのは精神的にとても楽です。
3. 税制優遇がとてつもなく強力
新卒から新NISAを始めると、60歳まで約40年間非課税で積立できます。
本来なら20%の税金がかかりますが、新NISAならこの税金が丸ごとゼロ。
「長期・積立・分散」を実践する上で、新NISAは最強レベルの制度だと感じています。
実際に感じたデメリット
1. 元本割れのリスクがある
もちろん、株価が下がれば一時的にマイナスになります。
ですが、長期積立では下落時に多く買えるため、平均取得単価が下がり、回復時に利益が出やすくなります。
僕も暴落時は「積立してて良かった」と思えるようになりました。
2. すぐに使えるお金ではない
投資に回したお金は長期前提。急な出費には使いたくありません。
そのため、生活防衛資金(生活費6ヶ月分程度)を確保してから投資を開始するのが安心。
僕もこの方法で精神的な余裕が生まれ、暴落時でも慌てなくなりました。
3. 知識がないと怖い
投資は「知らないこと」が一番怖い理由になります。
でも、基本を押さえた少額投資から始めれば、複利の力や値動きの感覚が体感できて、“怖いもの”から“使えるもの”に変わっていきます。
毎月1万円を40年間積み立てるとどうなる?【年利5%でシミュレーション】
「毎月1万円の積み立てって、本当に意味あるの?」
そんな疑問に答えるために、年利5%で40年間積み立てた場合のシミュレーションをしてみました。
■ 結果:運用総額は「約1,526万円」
- 毎月の積立額:1万円
- 積立期間:40年(480ヶ月)
- 年間利回り:5%
- 元本(積み立てた金額):480万円
- 最終的な運用額:約1,526万円
- 増えた利益:約1,046万円
たった1万円でも、長期・コツコツ積み立てることで、
元本の約3倍以上に成長 します。
■ 複利の力は40年で本領発揮
毎月1万円というと、大きな金額には見えませんが、
「複利(利益が利益を生む仕組み)」が長期にわたって働くことで、
運用終盤になるほど資産がぐんぐん成長します。
40年後に積み上がる1,526万円のうち、
利益が1,046万円 も占めているのがその証拠です。
■ 今から始めても遅くない
積立投資で大切なのは、“いつ始めるか” ではなく、“続けること”。
生活に無理のない範囲で積み立てていけば、誰でも「長期複利」の恩恵を受けられます。
これから投資を始める人にとって、
毎月1万円の積み立て はもっとも手軽で、効果が大きい第一歩になります。
まとめ
投資を始める前は「怖い」「難しそう」というイメージを持ちがちですが、実際に少額から積立を続けてみると、メリット・デメリットの両方が理解でき、特に「時間を味方につける」という最大のメリットが身に染みてわかります。
もちろん、制度改正などによってリスクが変わる可能性もあるため、今後も定期的に情報収集しつつ、無理のない範囲で続けていくつもりです。
同期のみなさんも、怖さより前に、まず「調べてみる」「小さく始めてみる」という一歩を踏み出すだけで、資産形成がぐっと現実的になるはずです。
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