※この記事は、研修期間の振り返りをまとめた記事とも関連しています。
→ 【新卒SEが研修を振り返って感じたこと】
https://momoimobiyori.com/新卒seの気づき現場に出て数ヶ月研修を振り返って感じたこと

新卒SEが現場で感じる「見えない壁」
現場に配属されると、新卒SEは必ずと言っていいほど“スキルの壁”に直面します。研修で勉強した内容では追いつかず、設計書を読んでもわかったような、わからないような曖昧な感覚におちいる時期が続きます。また、専門用語が飛び交う打ち合わせに参加しても、理解できたのは話の3割程度…ということも珍しくありません。
「みんな普通に理解しているのに、なぜ自分だけ?」
そんな焦りと不安が静かに蓄積していきます。
しかし、これは“向いていないから”でも“能力が足りないから”でもありません。
新人だからこそ見える壁で、越えるためのコツを知らないだけ。
ここでは、その壁をどう壊していったかを、経験ベースでまとめていきます。
分からないを放置しない:質問のハードルを下げる
新卒SEが最初にぶつかる大きな壁が「質問の難しさ」。
何を聞けばいいのか、どこまで自分で考えるべきなのか、境界が曖昧です。
結果、1人で長時間悩み続けてしまい、気づけば1日進まなかった…という状況に陥りがちです。
● 質問のコツは“状況整理”
質問の質を高めるためには、下記の3点を先にまとめておくと効果的です。
- ここまで調べたこと
- 自分なりの理解
- どこで詰まっているか
これだけで先輩は状況を正確に理解し、端的でわかりやすい回答をくれます。
質問の回数を減らす必要はありません。「調べてから聞く」は必要ですが、「悩み続けて時間を無駄にする」より「早めに聞いて進める」方が圧倒的に正しい判断です。
質問できることそのものが、新人エンジニアの大切なスキルの1つ。
使わないのはもったいないです。
手を動かせば理解は早くなる:実践の量がすべてを変える
資料を読んでも理解できないとき、コードを読んでも意味が分からないとき、発想を変えると壁が一気に低くなります。
● 「触ってみる」ことが最強の理解方法
- 設計書を読んだら、とりあえず動かしてみる
- コードを読んだら、ログを仕込んで流れを可視化する
- 自分で小さなサンプルを作って再現してみる
これを続けると「言葉」では理解しにくかった処理が、突然線としてつながります。
新人の時にやりがちなのが「頭で理解してから手を動かそうとすること」。
しかし、基本は逆で、手を動かす→理解が深まる の順が正しいです。
また、業務外でもちょっとしたミニプロジェクトを作ると、技術理解が一気に加速します。
まず“全体”を理解する:迷子にならないための地図を作る
新人が複雑なプロジェクトで迷いやすい理由の1つが「部分だけ理解している状態」です。
SEの仕事は、目的・構成・データの流れ・工程の役割など、全体のつながりが理解できて初めて腑に落ちるようにできています。
● 全体像から入ると理解が早くなる
- システムの構成図を見る
- まずは上流の目的を理解する
- データがどこから来て、どこに行くかを把握する
- その上で担当部分の詳細を読み込む
この順番で理解すると、細かい処理が“なぜそうなっているのか”が分かりやすくなり、迷子状態が減ります。
設計書も最初から細部を読む必要はありません。
先に大枠を掴んでから深掘りするだけで、理解スピードは段違いに変わります。
小さな成功体験を積む:自信は「できたこと」から生まれる
新人のうちは、どうしても「自分は何もできていない」と感じがちです。
しかし実際には、小さな成長が毎日のように積み重なっています。
- 昨日よりログが読めた
- エラー原因を自力で発見できた
- コードの流れが予測できた
- 設計書の読み方が分かってきた
こういう小さな成長を意識して拾うと、自己肯定感が自然と上がります。
エンジニアに必要なのは「一気に伸びる能力」ではなく、「積み重ねを続けられる姿勢」。
毎日1つ成長できれば、半年後には別人の視点で仕事が見えるようになります。
まとめ:壁は必ず越えられる。コツを知ればもっと簡単になる
新卒SEが感じるスキルの壁は、誰もが通る道です。
しかし、
- 早めに質問する
- 手を動かして理解する
- 全体像を掴む
- 小さな成功を積み重ねる
これだけで、壁は確実に低くなります。
最初の半年は不安も多いですが、その分だけ伸びしろも大きい時期。
焦らず着実に歩けば、気づいたときには「前より確実に強くなっている自分」がいます。
今日の小さな一歩が、半年後・一年後のあなたを大きく変えていきます。
※この記事は、研修期間の振り返りをまとめた記事ともつながっています。
→ 【新卒SEが研修を振り返って感じたこと】


コメント